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令和4年12月 限定御首題

12月は宮沢賢治作「烏の北斗七星」をイメージし描いた限定御首題となります。

当山では12月22日、毎年1度、冬至の日に「星祭り」ご祈祷会を行なっております。
今回は星まつりのイメージから、宮沢賢治の童話「烏の北斗七星」引用し、北斗七星を描きました。

 

『南条殿御返事』より抜粋した一文
〜日は赫赫たり 月は明明たり〜
《通解》
日は赫々(かくかく)と照り、月は明々と輝くように、法華経の御文も赫々明々、明々赫々と照り輝いている。

 

「如来の金言 分明(ふんみょう)なり。日は赫赫たり、月は明明たり、法華経の文字はかくかく めいめいたり、めいめい かくかくたり。あきらかなる鏡に かを(顔)をうかべ、すめる水に月のうかべるがごとし。」

この御遺文は南条時光公からの供養の品へのお返事のお手紙です。

 

「赫赫」・「明明」はどちらも明るく光り輝いている様を表しています。

たとえ雲に隠れていようと、その上には必ず「日月の光明」が輝き続け、我々を照らし続けているのです。

この御遺文では日蓮聖人は御礼を述べるとともに、法華経の一文を引用され、そのご供養の功徳を神仏は天上で必ず見てくれている。それは果報となって必ず現世に現れることを明らかにされました。

 

また、夜の空には明星、星々が光輝いています。

「三光天子(さんこうてんじ)」、日天子(太陽)、月天子(月)、明星天子(星)という、天上より法華経の行者を守護する神様が法華経の中に出てきます。

宮沢賢治作「烏の北斗七星」という童話があり、それは法華経信仰、反戦、当時の社会情勢など、様々な視点から見て取れる内容となっておりますが、「米知文夫」氏の解説にある「憎むことのできない敵を殺さない世界を、星に祈る」という一文が、この童話が伝えたかったことの一つではないかと感じる内容となっております。

仏様の大慈悲に包まれているこの世界を描いている法華経、その世界の中にあって争わなければいけないとされている自分の世界、その間で平和を願う心が切に伝わってきます。

内容に関しては「米知文夫」氏の『宮沢賢治の反戦童話「烏の北斗七星」 』に詳細な解説がございますので、ご覧いただければ幸いです。

 

生きる上で、辛さや、やるせなさ、途方もなさを感じて、平和を願い続けることが難しい世にあっても、神仏が絶えず我々を導こうとしてくれる。

そんな思いが日蓮聖人と御遺文と、宮沢賢治氏の「烏の北斗七星」に重なった印象を受け、今回のご首題を描きました。

限定御首題は印刷したものとなりますので御首題帳への直接書きは行いませんのでご了承下さい。

御朱印ではなく、日蓮宗の御首題となりますので他の宗派のお寺、神社の御朱印帳と、ご一緒にせず御首題専用の御首題帖もしくは御朱印帳をご用意して頂ければと思います。

 

また、1月限定だった寅の限定御朱印を再開させていただいております。

こちらも郵送対応致しますので遠方の方もご利用頂ければと思います。(こちらも無くなり次第終了いたします)

 

御首題、御朱印の郵送のお申込みは、お電話では受付対応は致しません。郵送希望の方は下の申し込みフォームよりお申込みをお願い致します。

御首題、御朱印の日付はご希望の日にちをお書き致しますが、記載がない場合は11月1日でお書き致します。

お振込みを確認してからの発送となりますが、申し込みが多い場合は発送が遅くなる場合もありますので何卒ご了承下さい。

12月 限定御首題 詳細

  • 期間:令和4年12月1日~31日 期間内でも無くなり次第終了
  • 金額:1部 ¥1,000 (郵送希望者は¥1,180)
  • 場所:善龍寺受付

お申込み頂く際の諸注意

お申し込みフォームよりお申し込みいただいた方へ、お申込み受理・お振込み口座情報をお知らせする自動返信メールを送らせていただいております。
お申し込み後、1時間経っても自動返信メールが届かない場合は以下の原因が考えられます。

 

1.メールアドレスの入力間違い

メールアドレスをご入力の際は、お間違いがないか再度ご確認ください。
メール送信後にメールアドレスの間違いにお気づきになった場合は、お手数ですが、こちらよりお問い合わせください。

 

2.メールのフィルタリング機能により迷惑メールとして処理されている

Yahoo、gmail、ocn、niftyなどのメールサービスが提供しているフィルタリングにより、迷惑メールとして扱われている場合がありますので、「迷惑メールフォルダ」や「削除フォルダ」等をご確認ください。
※メールサービスの種類によっては、振り分けられたメールが数日後に自動削除される場合があります。

 

3.携帯電話メールアドレスをご利用で「指定メールアドレス以外」を受信拒否設定している

当寺院から送るメールは、差出人が「koeizan.zenryuji@gmail.com」となっています。そのため、携帯電話でメールの受信制限を行っている場合は、受信できるように設定してください。また、設定方法はキャリア毎に異なりますので、詳細は、各キャリアへお問合せください。

 

4.セキュリティソフトによって、迷惑メールとして処理されている

セキュリティソフトをご利用の場合、自動返信メールを迷惑メールと判断し「スパムフォルダ」に振り分けられている場合がありますので、ご確認ください。
また、セキュリティソフトの種類や設定によっては受信拒否や削除されている場合があります。お使いのセキュリティソフトの設定をご確認ください。

 

5.ご利用のメールサーバーの容量がいっぱいになっている

メールサーバーの容量が上限に達してしまうと、送信はできても受信ができない場合があります。
ご確認の上、メールサーバーの容量を確保してください。
※詳しくはご利用のメールサーバー運営者へお問い合わせください。