本年最後、冬の限定御首題です。
今回は冬の雪に咲く薮椿を描きました。
御首題で書いた一文は、法華経「方便品第二」より
「諸法実相 唯仏与仏乃能究尽」
〜あらゆる現象の真実の姿は、ただ仏と仏だけがよく究め尽くすことができる〜
厳冬の寒さの中で咲く椿のように、真実の姿は時として厳しい現実の中にも見出されるものです。
「諸法実相 唯仏与仏乃能究尽」という一文は、「あらゆる物事の真実の姿は、ただ仏と仏だけが究めつくすことができる」という意味になります。
雪の中で咲く椿は、まさにこの教えを体現しているかのようです。
一見、冬は万物が眠りにつく季節に思えますが、その静寂の中にこそ、力強く生きる生命の真実があります。
椿は凍てつく寒さにも耐え、その美しさを保ち続けます。
私たちの目に映る世界は、その真実の一面に過ぎません。
しかし、仏の智慧に導かれることで、次第に深い真理に近づいていくことができるのです。
それは、雪解けを待つように、忍耐と信仰をもって歩む道といえるでしょう。
この冬の限定御朱印は、厳しい季節にも揺るがない信心の大切さを、凛と咲く椿の姿を通して伝わればと思い制作いたしました。
限定御首題は印刷したものとなりますので御朱印帳への直接書きは行いません。その旨ご了承下さい。
御朱印の郵送のお申込みは、お電話では受付対応は致しません。郵送希望の方は下の申し込みフォームよりお申込みをお願い致します。
御朱印の日付はご希望の日にちをお書き致しますが、記載がない場合は12月1日でお書き致します。
お振込みを確認してからの発送となりますが、申し込みが多い場合は発送が遅くなる場合もありますので何卒ご了承下さい。
令和6年 冬 限定御首題 詳細
- 期間：令和6年 ※無くなり次第終了
- 金額：1部 ¥1,000 (郵送希望者は¥1,210)
- 場所：善龍寺受付
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