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令和4年6月 限定御首題

6月は「紫陽花」を描いた限定御首題となります。

6月の御首題は紫陽花を描きました。
紫陽花の花を水墨画的に描くことが難しく、乾かして描き足してを繰り返したので、結果水彩画的な絵になりました。

紫陽花は日本においては梅雨の時期の花のイメージですが、お釈迦様の誕生日、花まつりでお釈迦様に濯(そそ)ぐ「甘茶」も紫陽花の一種です。

人を癒やす薬用植物に使われることもあるアマチャ、紫陽花はお釈迦様と繋がっている花でもあります。

 

『崇峻天皇御書』より抜粋した一文
〜教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ〜
《通解》
「仏が世に出現した究極の本意・目的は、人間としての生き方・人間らしい生き方・行動を説くことであった。」

 

この文章の前には「一代の肝心は法華経、法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり。不軽菩薩の人を敬いしはいかなる事ぞ。」という一文が書かれています。
現代訳すると「釈迦一代の説法の肝心は法華経であり、法華経の修行、その肝心をいえば、それは不軽品である。不軽菩薩が(すべての)人を敬ったというのは、どういうことをいうのであろうか。」という一文です。

なぜこのお手紙を書かれたかは「日蓮宗ポータルサイト」でご紹介されていますので、そちらを御覧ください。

不軽菩薩さまは「すべての人はいずれ仏となる方、なので私は出会うすべての人々に手を合わせ敬います」と人々を敬い、時には石を投げられ迫害されても人々の仏性を信じ礼拝し続けた菩薩さまです。

その姿は宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」に出てくる、「病気ノコドモ」や「ツカレタ母」を助けるために奔走する「デクノボー」そのものであり、宮沢賢治はその常不軽菩薩の精神に憧れ、自らも実践する気持ちを「雨ニモマケズ」という詩で表したと云われています。

雨の中で咲く紫陽花の花と、この迫害されていても鮮やかに清い心を表した不軽菩薩さまのあり方が重なったような気がしたので、この御遺文を今回の御首題に選びました。

 

限定御首題は印刷したものとなりますので御首題帖への直接書きは行いませんのでご了承下さい。

御朱印ではなく、日蓮宗の御首題となりますので他の宗派のお寺、神社の御朱印帳と、ご一緒にせず御首題専用の御首題帖もしくは御朱印帳をご用意して頂ければと思います。

 

また、1月限定だった寅の限定御朱印を再開させていただいております。

こちらも郵送対応致しますので遠方の方もご利用頂ければと思います。(こちらも無くなり次第終了いたします)

 

御首題、御朱印の郵送のお申込みは、お電話では受付対応は致しません。郵送希望の方は下の申し込みフォームよりお申込みをお願い致します。

御首題、御朱印の日付はご希望の日にちをお書き致しますが、記載がない場合は5月1日でお書き致します。

お振込みを確認してからの発送となりますが、申し込みが多い場合は発送が遅くなる場合もありますので何卒ご了承下さい。

6月 限定御首題 詳細

  • 期間:令和4年6月1日~30日 期間内でも無くなり次第終了
  • 金額:1部 ¥1,000 (郵送希望者は¥1,180)
  • 場所:善龍寺受付